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[2018本会議レポ]かべちゃんの語るパキスタンとの思い出 part 1

[2018本会議レポ]かべちゃんの語るパキスタンとの思い出 part 1

こんにちは!9期の日下部です。今回は本会議でのパキスタンの学生二人との交流について話したいと思います。

 

今回の本会議ではパキスタンからSyedとShafaqという二人の学生が参加しましたが、この二人との出会いは私にとって忘れられない思い出になりました。

ラーメンを食べるShafaq(左)とSyed(右)

 

初日

二人と初めて会ったのは空港にお迎えに行った時。

最初は少しぎこちなさもありましたが、一緒にお迎えに行った同期の林くんが抹茶味のポッキーを二人に渡すと、ポッキーが気に入ったようでそこから話が弾みました。美味しい食べ物は万国共通ですね。

ちなみにおせんべいを渡したら、Shafaqは塩辛すぎると言って一口食べたところで残してしまいました。(残りは私が食べました)

パキスタン人に会ったのは初めてでしたが、二人とも気さくで話しやすい、というのが第一印象でした。

二日目

翌日、セッションのため参加者は宿泊所から飯田橋駅に向かうことになりました。

経路は、参宮橋駅から小田急線で新宿駅まで行き、総武線に乗り換えて飯田橋駅に行くルート。Yahoo乗り換えで調べれば30分もかからない道のりですが、Syedの場合はずっと時間がかかります。

Syedは車椅子を使っているからです。

車椅子の場合、電車に乗る際にはまず改札で駅員さんに車椅子を使う旨を伝え、駅員さんが案内を担当する他の駅員さんを呼び、その駅員さんに案内していただく必要があります。乗り換えなども階段ではなくエレベーターを探さなければなりません。

この会議中、Syedと移動を共にする機会が多々ありましたが、その度に東京がバリアフリーには程遠い環境であることを身をもって感じました

この日私はSyedと一緒に移動していましたが、ずっとShafaqも一緒について移動していました。寒い中、駅のホームで長い時間待っている間も疲れや不満を見せることもなく、一緒に待っていました。

運営の役割

その後の運営メンバー間のミーティングで、ShafaqがSyedを手伝うことに義務感を感じているのではないか、そうであれば運営がもっとサポートに回るべきではないかという話が持ち上がり、私がShafaqに本意を訊くことになりました。

が、結局訊きませんでした。ShafaqやSyed、また他の参加者の様子を観察している中で、ShafaqがSyedを手伝っているのは義務感からではなく友情からであることを感じたからです。

そこへ運営が介入するのは参加者への過干渉になるだろう、というのが私の至った結論でした。

それと同時に、車椅子を使っている、そのことだけで必要以上に神経質になっている自分がいることに気が付きました。

車椅子を使っているからといって何でもかんでも補助が必要なわけではないのに、あれやこれやと気を回そうとするのはただの余計なお世話だなと考えを改めました。

困っていたら、そっと助ける。運営としての私はそのくらいの心構えでいようと決めました。

実際その後の参加者の様子を見ていると、Shafaq以外の参加者がSyedを手伝っている様子も度々見られたし、困っているの見かけたら助けるという姿勢が自然と出来上がっているように見えました。

楽しい話から深い話まで

本会議二日目の夜は空いた時間に、ShafaqやSyedと一緒に原宿を観光することになりました。

竹下通りを抜けた後、表参道の方へぶらぶらと歩きながら、日本とパキスタンの文化の違いや暇な時間の過ごし方など色々なことを話しました。

特にShafaqが休暇期間ごとにハリーポッターの本と映画を全て見返すほどのハリーポッターファンであると知った時には、私も徹夜して読破する程度にはハリポタが好きなこともあり、話がとても盛り上がりました。全く違う国から来た中で、「ハリポタが好き」という共通点を見つけたことで一気に親近感が湧いた気がしました。

 

Shafaqとは観光中や、セッション中、それ以外の時間でもたくさんのことについて話しました。ハリポタや好きなテレビ番組について話すのも楽しい時間でしたが、それ以上に心に残っているのはShafaqの、パキスタンの人々に対する思いでした。

あるセッションで、議員定数を男女同数とすることについてどう思うかを議論していた時、Shafaqは中上流階級と貧しい労働者階級では同じ土俵で話をすることができないことを指摘しました。

労働者階級の女性には日夜働いて子供のため、生活のためにお金を稼いでいるのにもかかわらず、遊び呆けてその稼ぎを浪費する夫に苦しむ人が多くいる。満足に子供に教育を受けさせることもできない。仕事で稼いだお金を貯めようとしても、彼女たちは身分証を持たないので口座を開設することもできない。身分証を発行しようにも夫の署名が必要で、なかなか夫の協力を得ることができない。ただでさえ生きるのも大変な状況下で、女性の議員定数を増やしたところで、パキスタンの女性には、出馬することでさえ乗り越えるハードルがあまりにも多すぎる。

家で労働者階級の女性を雇う彼女の実体験をもとに発せられる言葉は、大きな説得力を持っていました。パキスタンで恵まれた環境にあることを強く自覚し、そういった立場にあるからこそ、社会的に力を持たない人々を助けたいという強い気持ちが垣間見えた瞬間でもありました。

メディアとジェンダーに関するセッションにて

 

まだまだパキスタンの二人とのエピソードはたくさんあるのですが、だいぶ長くなってしまったのでここで一旦この記事は終わろうと思います。

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