[2018本会議レポ]キルギス人との9日間

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みなさんお久しぶりです。GNLF9期の萩原雅之です。

 

GNLF2018本会議が終わり、振り返りを書こうと思います。色々書きたいことがあり、まとまりがなく稚拙な文章になってしまうことお許しください。

 

今回は主に私が関わったキルギス人参加者との関わりについて書こうと思います。

 

私はキルギスという国の担当で、キルギスからきた生徒3人、教授1人と本会議前も本会議中も関わることが多かったです。私はこれまでカナダやアメリカなどの国に行ったことがあり、現地の人たちと交流したことがありましたが、それらの国の人、文化は日本でもある程度は知られているものであり、だいたいイメージがつきました。

 

しかし、キルギスと初めて聞いたとき、どこにある国なのか正確には分からないし、これまでキルギス人に会った事もないし、どんな生活をしていてどんな顔なのか想像もつきませんでした。そんな日本にとってマイナーな国、キルギス人は一体どのような人だったのでしょうか?

 

実際会ってみて思ったのは、なんら私たちと変わらない、という事です。

普通の優しそうなおばさま教授 Irys、強い、カッコいい女 Malika、腰が低くて控えめな女の子 Bema、内に思いを秘める寡黙な男 MaxBemaMaxは意外と裏もありました笑。)

Max with 変な黄金の建物 in 浅草です笑
見ての通りですが、もちろん左がMalika、右がBemaです笑

4人とも、日本人の血が入っていると言われても違和感を覚えないような日本人風の顔でしたし、性格的にも私の知る限りでは一般的な日本人に多いタイプのものでした。

グローバル化が進む時代で、ある程度ライフスタイルが世界的にも似通ったものになってきている事を差し引いても、グローバル化以前から在る文化、という点でも似通ったものが多かったです。

いくつかあげるとすれば、長幼の序、干支、流鏑馬(やぶさめ)などです。順に紹介していきます。

長幼の序

キルギスにも日本と同じように年上を敬い、年上に従う文化があり、例えば生徒3人が教授Irysをいつも気にして荷物を持ってあげて助ける姿や、今日何があって今から何 をしに行くのかなど逐一報告している姿は本当に日本と似ているな、と感じました。

干支

明治神宮で一緒に絵馬を見て、その説明をしている時に言われて知った事なのですが、キルギスにも12年周期の年の数え方があり、その年の名前は動物の名前に由来しているという事でした。詳しくは覚えていませんが、共通する動物も多かったです。

流鏑馬(やぶさめ)

キルギスは遊牧民族が住んでいることもあり、騎馬の文化が根付いています。ほぼ日本の流鏑馬と同じように、走る馬の上から的をめがけて矢を放つそうです。聞いた話によると、騎馬ラグビーというものも存在するらしく、馬に乗りながら羊の死体をボール代わりにしてラグビーをするらしいです(恐ろしい)

 

しかし、同じ側面が多いからこそ目立つ差異もありました。今回のテーマであるジェンダーにも関わる誘拐婚です。

まず誘拐婚について簡潔に説明すると、男の人が良いなと思った女の人を強引に説得(誘拐)し、男の人の実家に連れて行き、白いスカーフを頭から被せて男の人の親戚一同で結婚を強要するというものです。キルギスではこの誘拐婚が伝統的に根付いており、今もなお僅かにですが存在しています。(もっと色々な事象があり、ここでまとめるには長すぎるので興味のある方は是非調べてみてください!)

誘拐婚についてはキルギスの担当になってから興味を持ったので少し調べていたのですが、実際にキルギス人に聞いてみて彼らの意見、彼らの意見の裏側にある個人的な意見まで聞く事が出来た気がしています。

彼らはもちろん、誘拐婚を無くすべきであり断絶されるべきという意見を持っていましたが、なんとなく昔からあるものなので何らかの形で残ってしまうのは仕方がない、伝統であるため完全になくすことは難しいのではないか、誘拐婚は悪い部分だけではないので一方的にいけないことだと決めつけることはできないのではないか(例えば両親に結婚を反対されたカップルが誘拐婚を装って駆け落ちするなど)、そのような私たちからしたらある意味保守的な意見を持っていると私は会話の中で感じました。

 

自分たちとは違う他の文化を、自分たちの文化というフィルターを通して批判することはとても簡単ですが、その自分たちの文化のフィルターを取っ払い、フィルターを無くして、又は相手の文化のフィルターを通した上で理解、批判するのはとても難しいことだな、と感じた瞬間でした。

キルギス人、日本人でもちろん誘拐婚という一つの物事に対する考え方は変わってきます。私は今回の会議でキルギス人の誘拐婚に対する意見、昔からあるキルギスの伝統や文化、価値観を聞き、受け入れることが出来ました。しかし、それらを理解することはあまりできなかったように感じます。何か新しい考え方を初めて知り、なるほど、となるのは簡単ですがその考え方をその立場に立って深く理解するのはとても難しかったです。

幸い、私は来年の本会議も参加することができるので、来年こそは参加者の価値観を参加者の立場に立って理解する事ができるように来年のテーマであるmajority, minorityについての知識をさらに深める事、相手の意見を正しく聞き取って理解し、自分の意見を正しく伝えられる英語力の習得を目標に頑張りたいです!

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