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[2018本会議レポ]あなたは大人数の外国人を連れて東京を歩いたことがありますか?

[2018本会議レポ]あなたは大人数の外国人を連れて東京を歩いたことがありますか?

こんにちは!9期の日下部です。
今回は本会議中の印象深いエピソードということで、大人数の参加者を連れて観光した時のことについて話したいと思います!

GNLFの本会議にはチュニジア、キルギス、パキスタン、メキシコ、ブラジルなどなど様々な国の学生が集まります。日本に初めて来る人も多く、時間が余るとあちこちに行きたがります。

10カ国以上の国と地域から学生が集まります

観光をしたいこと自体は、日本をもっとよく知ってもらえることですし、異論はありません。でも午後のセッションが終わってから夜間プログラムが始まるまでの約2時間で、

・大きな100円ショップ(多分原宿のダイソーのこと)に行きたいショッピング好きのチュニジア人

・とりあえず渋谷に行きたいブルガリアの女子学生

・どうしても東京都庁に行きたいメキシコ人

・足が痛いので休みたいブルガリアの教授

彼らの希望を全て汲み取り、短い時間で観光をするのはもはや無理ゲーです。

なんかよくわからないけど楽しそう!とりあえず行きたい!というノリのいい参加者も加わると、完全にカオスな状況になります。

 

みんな自由に行動させたら良いじゃないかと思うかもしれませんが、外国人参加者だけで観光して迷子になってしまったらたまったものではないので、彼らが観光するときには運営メンバーがついていく必要があります。(日本語がやたら流暢なメキシコ人もいたりするので、ある程度臨機応変に対応はしますが)

自分の主張を押し通せ!

そして、バラバラで統一性のない軍団に、集団行動をさせるためには、自分の主張が正しいと説得する」スキルが大事になってきます。もちろん、どんなに論理的に話しても、証拠を見せても、全く取り合わないクレーマーのような人も時折います。ただ、幸いにも今回の会議に参加していた学生は皆、「論理的に話せば通じる」人たちでした。(残念ながらクレーマー体質の人がいた時の対処法についてはここでは考えないことにします。)

 

日本人は自分の主張をよりも全体の調和を優先する、というのは良く聞く日本人の一般的な性格ですが、海外から来た学生と話していると、確かに日本人ってすごく控えめだなと感じました。「時間がないから今日は新宿の都庁だけ見て帰ろう!」と言ったら、「新宿にある百均に歩いていくことはできないの?」とメキシコ人に言われてしまったし、「夜間プログラムも用意してるからそっちに参加しようよ!」と訴えても、観光で頭がいっぱいな彼らには私の声は届いていないようでした。

 

結局、「新宿にある百均はそこまで大きくないし、ここ(都庁)から歩くと時間もかかる。みんなが想像している百均はたぶん原宿のダイソーみたいなところで、原宿なら泊まっているところ(※参宮橋にあるオリンピックセンターに宿泊していました)からも近いから明日以降でも行けるよ。今から新宿のあまり大きくない百均に行っても、時間があまりないから急いで買い物してもらうことになるしそんなに楽しめないと思う。だから今晩無理して行くくらいなら、明日セッションが終わってから原宿のダイソーに行って買い物したほうがずっと楽しいと思うよ。それに明日の夜なら今日よりも時間に余裕があるから、原宿に行った後に渋谷に行ってハチ公を見ることだってできるかもしれないよ!」

 

このくらいまくしたてて初めて海外参加者に納得してもらい、ようやく参加者を連れて宿舎に戻ることができました。その日はすっかり疲労困憊し、帰りの電車で台湾の子に「怒ってる?」と訊かれてしまいました。(私は疲れると不機嫌に見えるそうです)

 

初めの方こそ戸惑うことが多くありましたが、会議が進むにつれ、海外参加者との観光を共にすることにも慣れ、自分自身も観光を楽しむ余裕が生まれるようになりました。普段は行かないようなところに行く機会があったり、当たり前だと思っていたことについて質問されたりと、新たな発見も多くありました。個人的には、東大の学生証を提示すると上野の国立科学博物館に無料で入れると知ったのが一番の驚きでした。金欠の時に時間を潰すいい場所が見つかりました。

上野国立科学博物館の屋上で撮った一枚

短いけれど、濃密な時間

GNLFのフォーラムではセッション中だけでなく、観光でも他の参加者と交流する機会が多くあります。約一週間、生活を共にすることで、深く考えさせられることからただただ楽しいことまで色々なことについて話し、お互いを知ることができる、このことがGNLFの何よりの魅力かなと思います。

 

GNLFの本会議を通して参加者が、末長く続くような人脈を築くというのはあまり現実的ではないかもしれません。それでも、文化も価値観もまったく異なる人と短くとも濃密な時間を過ごしたことは、少なからずインパクトのある経験でした。自分自身の考え方や生き方に何らかの影響を与えるきっかけとなれるGNLFの活動にはそういう意義があるんじゃないかなと感じることができた本会議でした。

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