シンガポールからの帰国子女!松本泰平くん!

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はじめまして。東京大学理科一類の松本泰平です。私は理科類に所属していますが、必ずしもバリバリの理系というわけではなく、文理問わず幅広く首を突っ込んでいます。国際系サークルGlobal Next Leaders Forum (GNLF)に所属しているのもそのひとつです。

シンガポールで育って

私は東京で生まれましたが、年長から小学5年生までシンガポールに住んでいました。両親はどちらも日本人ですが、同じ職場で働いていて、仕事の都合上シンガポールへ行くことになりました。シンガポールの公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語です。インターナショナルスクールに通っていた私は、そのうち英語と中国語の二か国語に触れて育ちました。言語を学ぶのに最適な年齢についてはさまざまな説がありますが、いずれにしろ、はやいうちから外国語に触れることができたのはとても良かったと思います。帰国して7年以上経つ今、残念ながら中国語は簡単な会話しかできなくなりましたが、英語は問題なく話せます。

さて、日本に帰国した私が驚いたのは学校です。生徒がみな黒板の方向を向いて、先生が板書することをノートに書き写す。10時になってもおやつの時間がない。自分たちで給食を配膳する。掃除も自分たちでする。列挙するときりがありませんが、これらはすべて私が日本に戻ってきて感じたギャップです。最近、アクティヴラーニングなるものが流行りのようですが、シンガポールではそれが小学校のときから当たり前で、授業が一方通行だったことは少なかったと記憶しています。また、10時を回るとみな食堂に行き、各々が持ってきたお菓子や果物を食べる時間があり、昼食はいわゆる大学の学食形式でした。掃除については、自主的にちょっとした掃除はしますが、教室やトイレの掃除は清掃員がいて自分たちですることはありませんでした。

とはいえ、これらを抑えて私にとって最も衝撃的だったのは日本の英語教育です。もはや問題点を指摘するまでもないので何に衝撃を受けたかはいちいち列挙しませんが、「日本はこれでいいのか」と思いながら小中高と過ごしてきました。この日本の英語教育というものを考えていく中で、将来何をしたいのかという問いが私の中に出てきました。

誰もが直面する問い

まったくもって自慢する意図はありませんが、冷静に考えて小学生の英語力をもつ人が日本最難関と言われる大学の英語入試問題を解いている現実があるのです。どう考えても日本全体の英語教育が遅れている。そう考えたとき、国家公務員になって教育制度・政策づくりに携わるのもひとつの可能性だと思いました。しかし、そう思うようになったのは最近のことで、それまではいろいろな職業を考えていました。

中学生のときは、英語の教員になって教育に携わりたいと思っていました。せっかく英語を話せるのだから、日本語訛りのない、ネイティブに近い発音で教育を届けたいという思いがありました。しかし、帰国子女の方ならわかってくれるかもしれませんが、文法が絶望的にできなく、学ぶ必要性も感じなかったので、その点で英語教師という選択肢は消えていきました。

高校生になると、外交官になりたいと思うようになりました。漠然と外交官はかっこいいなんて思っていた頃、外交官の方の話を聞く機会がありました。講演を聞き、実際に話してみて、世界の平穏が持続するよう活動する外交官という選択肢はとても魅力的なものになりました。それでも、親がシステムエンジニア(SE)ということもあり、そっちの道も捨てがたく、高校3年生のときの文理選択では大いに悩みました。結果、理系として東京大学を受験することにしましたが、それは東京大学がリベラルアーツを導入していて、3年次から文理問わず学部を選べるという点を考慮したからです。将来どうしたいかという問いに答えを持てなかった私には、2年間の「モラトリアム」を与えてくれる学びの場が必要でした。

モラトリアムはあと1年

日本に戻ってからこれと言って「国際的なもの」をしてこなかった私は、大学ではぜひともそうしたことがしたいと考えていました。3年次に進学する学部を選ぶ進学振り分け制度の関係で、モラトリアムは実質あと1年程度です。その間に多くの選択肢を作っておくことは大事だと思い、国際交流をしたいと思いました。高校時代に留学などをすればよかったのですが、私の出身高校は毎年文化祭で全クラスがミュージカルをすることで有名で、そちらに全精力を注いでいたので、海外へ飛ぶということは考えられませんでした。

さて、GNLFに出会ったのは本当に偶然でした。サークルの新歓期にはいくつかの国際系のサークルを見て回っていました。そのときは学内で有名どころの国際系サークルしか知りませんでした。しかし、サークルオリエンテーションで、たまたまGNLFに所属する上クラの合田くんに会い、声をかけてもらいました。大学生になったばかりで右も左もわからない私にとって、近しい存在は大きかったです。

GNLFに入ろうと決めたもうひとつの理由は、所属している人の数が他の国際系団体より少ないということでした。私がまわったところは60人以上いるのが普通なのに対して、GNLFは30人程度です。少数精鋭の方が、自分を高める場としては適していると感じ、貢献度も上げることができると考えました。実際、私は100人規模の他の団体にも所属していますが、そちらは仕事量に対して人が多すぎて、貢献度は低いですし、正直やりがいを感じません。しかし、GNLFでは大学時代でしかできないような活動ができ、自己の向上もできると信じています。

グローバル化と言われ始めてからずいぶんと経った今、日本だけで完結するものはなくなったのではないでしょうか。将来、海外の人とはたらく機会は必ずあるので、大学生の自分が今できること、今しかできないことをGNLFという最適な環境で楽しみつつやっていきたいです。

ただいまGNLFでは、次回本会議の日本からの参加者を募集しています。興味のある方は以下をご確認ください。
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