勉強会報告![働き方とジェンダー]

二日後に実家帰省を控えているというのにまさにどんぴしゃで台風が実家を直撃するらしい。

慌てて実家の母親に連絡すると、今日までは飛行機が飛びそうだからできるなら今日中に帰ってくるように、とのことだった。
頭の中でスケジュール帳をめくり近日の予定を確認する。バイトもサークルの予定も特にない。母親に今晩帰省する、と返信して急いで飛行機を探した。翌日の欠航情報が掲載された航空会社のホームページで本日便を検索する。あった。羽田18:15発。私はカード決済ボタンをクリックする。数秒後、私は決済確認メールが届いたのを確認して帰省土産を買いに外へ出た。
18時50分。ようやく飛行機に搭乗した。飛行機は自動車よりずっと事故率が低いという話を思い出しつつも、やはり無事につきますように……と願ってしまう。機体が動きだす直前、機内に男声のアナウンスが流れる。機長のアナウンスか。注意事項を暫く説明したあと、「この便は機長○○、副機長○○、客室チーフは私○○でございます。……」

男声から勝手に機長だと思ってしまったが、男性の客室乗務員なのだ。暫くすると他の女性の客室乗務員に混じって客室内に彼が現れた。制服のデザインも同じならば、あの独特のぴたっと決まった髪型も他と変わらない。変化と言えばスカートではないことくらいか。他の客室乗務員が少し重たげにする天井の荷物入れを彼は軽々と閉めていく。客室乗務員という職業は仕事内容的に男性のほうが適しているところもあるのかもしれない。

いつの間にか固まっている、「男」「女」イメージ

近年ジェンダー平等化の流れは目覚ましいものがあり、看護士のように職業によっては名前すら変えたものまである。どれほどの波及率なのかは私は詳しくは知らないが、肌感では確実に10年前より職業の性差は小さくなっているように感じる。でも職業に関するイメージというものは私の中にまだ勝手に存在していて、無意識のうちに「この職業は男性」「この職業は女性」というふうに分けてしまっているように感じる。この意識とも言えないような些細なものによって誰かの職業選択が阻まれているのだろうか。男性の客室乗務員、という単語に感じる違和感を除去してこそジェンダー平等を目指せるのかもしれない。