GNLF メキシコ会議日本予選会報告(1日目)

本日は、2016年度のGNLFにとって初の大きなイベントとなった、メキシコ会議日本予選会のご報告です。前編は予選会初日の様子を、1年の築島がお届けします。

メキシコ会議日本予選会は私にとって、初めてGNLFメンバーとして企画・運営に関わるイベントになりました。イベント当日は、自分がメキシコに渡航することもあって、一般参加者と同様に全てのセッションに参加させていただきました。全体をひとくくりにして言えば、とっても贅沢で刺激的な勉強の機会になりました!
どこがどう贅沢で刺激的だったか、セッションごとにその模様をお伝えします!

予選会の2日間にわたる大きなテーマは「日本の『移民』受け入れについて」です。中でも特に単純労働者受け入れについて熱く議論が交わされました。(日本の外国人受け入れの現状についてはこちらをご覧ください。)まず、最初のセッションではグループごとに、外国の制度と日本の制度を比較し、現在の日本の制度について改善すべき点はどこか、分析しました。私のグループは韓国の単純労働者受け入れ制度と、日本の技能実習生制度との比較を行いました。どうすれば職を奪われる、という不満を日本人が外国人労働者に対して感じずに済むか、今あるたくさんの問題の原因は日本語教育の不十分さにあるのではないか、ある程度先進的な韓国の制度を参考にしてもなおのこる問題…。今まで、日本の制度や現状についてろくろく知らずに過ごしてきた私にとっては、外国人単純労働者の受け入れがもたらす問題の複雑さ、考えるべき事項の多さに圧倒される議論でした。

このセッションの最後には、各グループが現在の日本の制度への提言を10分の英語プレゼンテーションにまとめました。この作業が大変でした!お昼時間も惜しんでグループで必死にプレゼンを作り上げていく中で、グループメンバー間の距離がぐっと縮まったのも事実です。笑

各グループによる発表から法務省入国管理局審判課長の君塚宏様(君塚様のご紹介はこちらの特設ページからご覧ください。)にご参加いただきました。各グループの発表を見た君塚様の率直な感想は「夢見がち」。難民申請、外国人不正在留者の摘発などの現場に四半世紀立ってきた先生から日本の在留資格の制度や、現在の外国人受け入れの現状について、正確なインプットを受けた後、私たちが非難の対象にしがちな技能実習制度が国際貢献や、単純労働者の帰国を促す点においていかに優れているか、あるいは日本への留学を促進し、留学後日本で就職するという形で、言語の壁がなく外国人労働者の受け入れを進める可能性などについて、先生のご意見に触れられる講演をしていただきました。その後の質疑応答の時間には時間ぎりぎりまで質問が相次ぎ、講演者の方と学生の距離が近い、贅沢で濃密な時間になりました!

日本予選会1日目が終わって、1番心に強く残った思いは、「なんて自分は不勉強なんだろう。」というものでした。日本の『移民』政策という一見狭いテーマであっても、見るべき事項は多岐にわたり、現状と制度をそれぞれ理解し、ときちんとした知識基盤がないと、議論にも加われません。メキシコ渡航前に、一層の勉強が必要だな、と気が引き締まるきっかけにもなりました!